Wavesの特徴と概要
Wavesは2016年6月に公開された仮想通貨です。ドイツを拠点とするプロジェクトとなるようです。
仮想通貨のうち基軸通貨と言われているのがビットコインとなります。「お金」としての機能はビットコインが大変優れていますが、逆に言えばビットコインには「お金」の機能しかありません。
ビットコインにはできないことをやろうという目的で作られたのがアルトコインです。Wavesは分散型のオープンな金融取引プラットフォームと言われています。カスタムアプリケーショントークンという機能が実装されており、独自に仮想通貨を発行することができます。専門知識を持った人だけでなく、知識を持たない一般人でも簡単に操作ができ、独自のトークンを発行できるということをWavesは目指しているようです。
すでにMobileGoやインセントなどのトークンがWavesを使って発行されています。2017年後半には大手ハンバーガーチェーンがWavesを使って独自のトークンを発行したことが話題になりました。
トークンを発行できるプラットフォーム型の仮想通貨は、イーサリアムが一番有名でしょう。しかし、WavesはUSD、EUR、CNYなどの法定通貨を用いてDEXと呼ばれる非中央集権型取引所で取引ができるという独自の特徴を持っています。
総合プラットフォームとしての完成度はこちらのほうが優れている可能性があります。ウォレットの機能もついており、法定通貨との取引も可能なため、基本的にすべての取引がDEXで完結するでしょう。
仮想通貨取引所には問題点もあると指摘されているので、2018年には非中央集権型取引所であるDEXが注目される可能性が高いです。プラットフォーム系の仮想通貨としてWavesのライバルになりそうなものは、イーサリアム、リスクなどがあげられます。
Wavesは2018年1月5日現在時価総額ランキングが34位とやや低めです。逆に言えば現在はそれほど注目されていないということでもあるので、買い時と言えるかもしれません。