ビットコインキャッシュ/BCH

Bitcoin Cashの特徴

Bitcoin Cash(通貨単位:BCH)は2017年8月1日にBitcoinのブロックチェーンから分岐する形で新たに誕生した仮想通貨です。このため8月1日以前にBTCを所有していた人には同額のBCHが配布されました。

Bitcoin Cashは平均ブロック生成時間が約10分で総発行枚数が2,100万枚、2018年時点でのブロック生成時の採掘量は12.5BCHで分裂前のビットコインと非常によく似た性質を持つアルトコインです。運用が開始される半月ほど前から先物取引で売買が行われていたので、誕生した直後に1BCHあたりビットコインに対して10%~30%程度の値が付けられていました。

10月頃にかけてビットコインに資金が集まった影響で3万円台まで値下がりしましたが、11月にバージョンアップが実施された際に20万円を超える最高値を更新しています。Bitcoin Cashは歴史が浅いのですが知名度が高くて普及が進んでいる仮想通貨のひとつです。

Bitcoin Cashは世界中の多くの取引所で現金との交換が行われているほか、一部のビットコイン用のATMでBCHの取り扱いが開始されています。

Bitcoin CashはBitcoinが抱えていた送金遅延を解決する目的で作られた仮想通貨で、最大ブロックサイズが8MBまで拡大されています。2016年頃からビットコインの取引量が急増して送金遅延問題が発生して解決策が検討された際、ビットコインのコア開発者グループとマイナーを中心とするグループで意見が対立し、最終的に中国のマイナーを中心とするグループが独自の仮想通貨を開発することになってBitcoin Cashが誕生しました。

最大ブロックサイズが8MBに拡大されたことで取引の処理能力が大幅に向上して毎秒20~90件の承認が可能になり、少ない手数料で短時間で送金をすることができます。ちなみにビットコインの処理能力は最高でも毎秒7件程度に過ぎず、2018年1月時点でも送金遅延と送金手数料の高騰という問題を抱えています。

Bitcoin Cashの相場は分裂元のBitcoinとは逆の値動きをするという特徴を持ち、ビットコインの資金逃避先として利用されています。このためBTC価格が大暴落するとBitcoin Cashが高騰するケースが多いです。

Bitcoin Cashが買える取引所

バイナンス(Binance)