モネロ/Monero (XMR)

Moneroの特徴と概要

Monero(XMR)は2014年4月にリリースされた仮想通貨のひとつで、ビットコインやライトコインのようにコインの受け渡しのみの機能を持ちます。

Moneroとはエスペラント語で硬貨を意味する単語なのでモネロコインなどとは呼びません。発行枚数の上限は定められておらず取引の承認時間は約2分で、ビットコインと比べて短時間で送金ができるという利点があります。

システムのプログラムにはCryptoNightと呼ばれるアルゴリズムが使用されており、GPUやASICではマイニングができません。パソコンのCPUでマイニングが可能なので、個人でもコインを採掘することが可能です。

Moneroは国内外の仮想通貨取引所で売買取引が可能で、日本国内であればコインチェックの販売所で取り扱われています。2016年には1XMRあたり2ドル前後で取引が行われていましたが、2018年1月時点で約400ドルまで値上がりしています。

Moneroの最大の特徴は利用者のプライバシー情報を保護する目的で、匿名性が高いCryptoNightというアルゴリズムが採用されていることです。匿名性重視型の仮想通貨としてDASHが知られていて、送金取引を行う際にコインをミキシングすることで送信先のアドレスが特定されない仕組みが採用されています。

MoneroもDASHと同じようにコインを交換する機能を持ちますが、これに加えてリング署名と呼ばれる技術によって誰が電子署名を行ったのかを追跡することができないようになっています。

XMRの取引を行う際に送金用と閲覧用の2種類の秘密鍵が発行され、閲覧用の秘密鍵を使用しなければ真の送信元・送信先アドレスを見ることができません。これに加えて取引の度に1回限りの使い捨てアドレスが生成されるので非常に高い匿名性をもちます。閲覧用の秘密鍵を公開すればビットコインなどのように第3者が取引の内容を閲覧することができるようにすることも可能です。

Moneroが買える取引所

バイナンス(Binance)