TenX Pay Tokenの特徴
TenX Pay Tokenとは国際ブランド(VISA)のカード決済をした瞬間にあらかじめ指定した仮想通貨で代金が支払われるTenXカード(デビットカード)を利用した際に付与されるイーサリアムベースのトークンで、クレジットカードのポイントとよく似ています。
TenXカードの利用者に対して決済代金に対して0.1%相当額のTenX Pay Tokenが付与され、トークンはBITTREXなどの海外の仮想通貨取引所でビットコインなどと交換することが可能です。ちなみにTenX Pay TokenはTenXプロジェクトのICOでも販売が行われました。
トークンを保管するためにはMyEtherWalletまたはimTokenをインストールしてアカウントを作成する必要があります。TenX Pay Tokenの相場ですが、2017年前半頃までは1ドルに満たない水準でしたが8月のビットコインの分裂騒動で一時5ドルまで高騰しました。その後10月頃にかけて1ドル台まで下落しましたが、11月以降に再び高騰して2018年1月では3~4ドルの間で推移しています。
TenX Pay Tokenの目的は事業資金を集めることと、デビットカードの利用者に対するポイント還元です。TenXカードはVISA加盟店で決済可能なデビットカードですが、チャージする際に仮想通貨を法定通貨に両替する必要が無いという特徴を持ちます。
チャージ後も仮想通貨として保管され、お店で決済をした瞬間にその時のレートで代金に相当する金額の法定通貨に両替が行われます。カード会社が加盟店から徴収する手数料収入(決済額の3%)の一部である0.5%分に相当するEthereum(ETH)がTenX Pay Token所有者に対する配当金に充てられる仕組みになっています。
デビットカード利用者は受け取ったトークンを保有し続ければ一般的なクレジットカードのポイントと同じように受け取ることができますし、事業に出資した人に対しても事業収入の一部が還元されます。
TenX Pay Tokenは株式と同じように配当金を受け取ることができますが、支払われるETHは時間ごとに算出されます。このためリアルタイムに自分が保有するトークンに付与される配当金を確認することができます。