Bytecoinの特徴
Bytecoin(バイトコイン)とは2012年7月にリリースされた仮想通貨でアルトコインの中では歴史が長いのですが、2017年になるまで知名度が低い状態が続いていました。Bytecoinの発行上限枚数は1844億7000万BCNで取引が認証されるのに必要な最短時間は2分です。ブロック生成時に新規のコインが生成され、採掘量の半減期が存在します。2018年1月時点でBytecoinは日本国内の取引所で取り扱われていませんが、 PoloniexやHitBTCなどの海外の主要な取引所を利用してビットコインと交換することで入手することができます。Bytecoinの相場ですがリリースされてから2017年5月頃までは1BCNあたり0.1~0.6銭前後で推移していましたが、2017年後半から値上がりして2018年1月には史上最高値である1円を突破しました。2017年5月以降に急激に価格が上昇した結果、2018年1月6日時点で時価総額ランキング20位以内にランクインしています。
Bytecoinの最大の特徴は利用者のプライバシーが保護されていることで、第3者がブロックチェーン内の取引データを閲覧しても本当の送信元・送信先アドレスを特定することができない仕組みになっています。Bytecoinは匿名重視を目的として開発された世界初の仮想通貨で、使用されているアルゴリズムは後にMoneroの開発にも活用されました。日本国内ではBytecoinの知名度は高くありませんが、海外では匿名性重視型の仮想通貨として注目を集めています。BytecoinではCryptoNightと呼ばれるアルゴリズムが使用されていますが、これはASIC採掘機を利用してマイニングをすることができないのでマイナーの寡占化が起こりにくいという特徴を持ちます。このため普通のパソコンでもマイニング作業に参加すればBCNを採掘することが可能です。CryptoNightは高い匿名性に加えてセキュリティ強度が高いという特徴を持つので、ハッキング攻撃に対してシステムの安全性が高いというメリットがあります。