ディークレッド/Decred (DCR)

Decredの特徴

Decred(通貨単位:DCR)とはビットコインやライトコインのようにコインを受け渡しする機能を持つブロックチェーン技術を応用した仮想通貨で2016年2月にリリースされました。Decredの公式サイトでは各OSや携帯端末に対応するウォレットソフト・アプリが公開されていて、利用者はコインの入出金の他にも手軽にマイニングに参加することが可能です。公式サイトによると総発行枚数は2,100万枚でビットコインと同じですが、このうち8%がプレマインにより発行されています。平均ブロック生成時間は5分なので、ビットコインと比較すると約半分の時間で送金取引の承認が完了します。DecredのマイニングはProof of WorkとProof of Stakeのハイブリッド方式が採用されています。Decredは日本国内の仮想通貨取引所には上場していませんが、bittrexやpoloniexなどの海外の取引所でビットコインと交換することで入手することができます。DCR相場の推移を見ると2017年初頭までは1ドル前後で取引が行われていましたが、5月頃から価格が上昇し始めて2018年1月には100ドルを突破しました。

Decredはマイナーと利用者が主体的に意思決定に参加することを目的として開発された仮想通貨なので、マイニング作業に参加する際はProof of WorkまたはProof of Stakeのどちらかを選択することができるという特徴を持ちます。ビットコインや他の多くの仮想通貨も多くのマイナーやユーザーの意見をシステムに反映することを目的に開発されましたが、実際は大きなハッシュパワーを持つ一部のマイナーと少数の開発者により意思決定が行われています。Decredは少数の関係者だけで通貨のガバナンス(方針)が決定されることがないようにするためにPoWとPoSのハイブリッド方式が導入されました。マイニングアルゴリズムの多様性に加えて利用者やマイナーがお互いにチャットを利用して手軽に意志疎通ができるようにするために公式サイトにはユーザーフォーラム・IRCチャンネル・テレグラムチャンネルなど設置されています。これらのツールを活用すれば少額のコインを所有するユーザーでも自由に意見を述べることができます。

Decredが買える取引所

ビットトレックス(Bittrex)