Decentralandの特徴
2017年8月4日にサービスの提供がスタートしたDecentralandとは仮想現実世界で土地を購入して家を建てたり商売を行ったりしながら他の参加者と交流ができるインターネット上のオンラインゲームです。ゲームに参加するためには最初に10m四方の土地を購入する必要があり、仮想現実世界で経済活動に参加することができます。Decentralandをプレイする際にはMANAと呼ばれるブロックチェーン方式の仮想通貨が使用されます。MANAは日本国内の仮想通貨取引所では取り扱われていませんが、Bittrexなどの海外の主要な取引所を利用してBitcoinやEthereumなどと売買取引をして入手することができます。MANAの総発行枚数は2,805,886,393枚ですが2018年1月現在において約半分が流通しており、米ドルやビットコインに対して急騰と急落を繰り返しているので売買取引に参加して利益を得ることも可能です。
Decentralandの最大の特徴は仮想現実内の土地の登記や通貨の所有権はEthereumのブロックチェーンに記録されていることです。ブロックチェーンを利用するのは偽造を防止することに加えてプレイヤーが入手して登録した土地の権利を失わないようにする目的があります。既存の仮想現実世界のオンラインゲームでは運営者が一元的にゲーム内でプレイヤーの土地やお金の管理を行っていましたが、Decentralandでは管理者が不在でブロックチェーンを活用して土地やその他の情報が分散管理されます。このためプレイヤーは運営者による管理を受けずにユーザー主導の世界で仮想現実内の世界で入手した偽造不可能な土地で自由に活動に参加することが可能になります。ゲーム内通貨であるMANAはゲームの運営者から購入するのではなくて仮想通貨取引所を通して売買することができるので、運営企業に対する信用を必要とせずに安全に取引をすることができます。