ダッシュの特徴
Dashは2014年1月にXCoinの名称で運用が開始された仮想通貨で翌月の2月にDarkcoinに名称変更されましたが、最終的に2015年3月にシステムがバージョンアップされたのを機に現在の名称に落ち着きました。
Dashのブロック生成方法は他の多くの仮想通貨と同じようにPoW方式で平均ブロック生成時間が約1.4秒と非常に短く、総発行枚数は1,890万DASHで採掘量の半減期は存在しません。
既に日本を含むいくつか国の取引所で法定通貨やビットコインとの交換が行われていて、時価総額は全ての仮想通貨の中で常に10位以内をキープしているほどです。日本ではコインチェックの販売所を利用すればDASHを入手することができます。
海外では投資以外にも決済目的で普及が進んでいて、Dashに対応した自動販売機や一部のオンラインショップでの支払いにも利用可能です。
他にも仮想通貨をチャージして国際ブランドのクレジット決済が利用できる一部のデビットカードはDashにも対応しています。
Dashはコインの送信元・送信先アドレスを追跡することができないようにする目的で開発された匿名重視型の仮想通貨で、Darksend(ダークセンド)と呼ばれる技術が採用されています。
これはコインを送金する際に一度ブールに送られ、他の人が同時に送信したコインとミキシングが行われて交換された後に送金先のアドレスに入金される仕組みです。
これにより第3者がブロックチェーンの情報を閲覧してコインの移動を追跡を試みても本当の送金先アドレスを特定することができなくなります。最近は透明性重視の仮想通貨が多く開発されていますが、Dashは数少ない匿名性重視の仮想通貨として人気を集めています。
もうひとつの特徴ですがDashはその名の通り取引に要する時間が非常に短く、約4秒で取引が承認されます。数秒で取引が承認されることから決済目的でも使いやすいという利点があり、現金を受け渡しするのと同じような感覚で利用できます。