Basic Attention Tokenの特徴
Basic Attention Tokenとは2017年5月31日にリリースされたイーサリアムのブロックチェーンを利用したトークン(通貨単位はBAT)で総発行枚数は10億BATです。Basic Attention Tokenを発行している企業はBraveと呼ばれるインターネットブラウザの開発事業を行っており、このブラウザにはサイト上の広告や閲覧履歴のトラッカーをブロックする機能が付いているので快適にネットサーフィンが可能になります。 Basic Attention Tokenは日本国内の仮想通貨取引所では扱われていませんが、海外の大手取引所であるBittrexでビットコインや他の仮想通貨と交換することが可能です。1BATの取引価格ですが2017年11月頃までの間は10~30セント程度で推移していましたが12月中旬以降に急騰し、2018年1月時点で60セント(日本円に換算すると70円弱)まで値上がりしています。
Basic Attention Tokenの目的はブラウザ開発の事業資金を得ることと、ブラウザ利用者が広告を閲覧した際に配分される報酬としてユーザーへの支払いに利用されることです。これはトークンなのでビットコインや多くのアルトコインのように補助通貨単位に細かく分割することはできません。 Braveブラウザの利用者はインターネットに接続する際に登録された広告を表示させることで、掲載元の企業から報酬(BAT)を受け取ることができます。ユーザーはサイトを閲覧する際に登録されていない広告をブロックさせることができるので、快適にインターネットサイトにアクセスすることができます。広告主の側にとっては閲覧した人に対してのみ報酬を支払えば良いので、ユーザーがブロックして表示されなかった広告のための費用を支払う必要がないというメリットがあります。Brave利用者にBasic Attention Tokenが支払われるシステムはサイトに広告を掲載する側と閲覧するユーザーの双方にとって利益となります。